2018年8月30日 The Knowing, Doing, and Being of a Leader

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MBA初日の朝8時、自分がこれから所属するクラスが発表された。自分はSection F。

1学年約900人もいるHBSでは、それらをSection AからSection Jまでの10のクラス(HBSでは「セクション」と呼ぶ)に分割し、日々の授業や活動は基本この90人と共に過ごす。日夜共に過ごすことになるので、大きな家族のようなものだ。Sectionの繋がりは非常に濃く、違う学年の卒業生同士でも同じセクションだと「We’re Section F!」と盛り上がるんだとか。

Class of 2020 Section F 初日の写真

朝9時、新築の講堂に学年全員が移動し、学長他からのスピーチを聞いた。

当日の様子はYoutubeにも簡単に掲載されている:

https://www.youtube.com/watch?v=O-yqQHeQVK8

学長Nitin Nohria(https://www.hbs.edu/about/leadership/dean/Pages/default.aspx)は、HBSに2010年に就任以来、HBSを大きく変えてきた学長として聞いていたが、生の声を聞くのは初めてだった。前評判に負けず劣らずピリッとしたスピーチをしてくれたのだが、再現するのが難しいので、覚えておきたい要点を以下に簡単に書いてみた。

「HBSはあなたの人生の軌道を変えられる場所だ。相互に関係するAcademic、Social、Careerの経験とチャレンジを通じ、自分のSelf Confidence(自信)を高め、更に高い目標に挑戦していく、というポジティブなスパイラルを生んでいくことができる場だ」

「リーダーシップにはKnowing, Doing, Beingの3つのステージがある。Knowing(知識)だけではなく、実行し(Doing)、リーダーシップを常に体現しなくては(Being)有能なリーダーにはなれない。皆はCase DiscussionだけでなくField Experience(実地体験)を通じてこれからスキルを磨いていくことになる」

「リーダーはCompetence(能力)とCharacter(人格)の両方が備わっていないといけない。また、能力面で、時に間違った判断をするのは誰しもあることだが、人格的に人の信頼を失うことをした時は、新たなチャンスはない、ということ覚えておくように」

「特に、(件数は少なくとも)在校生の間で起きるカンニングやセクハラは、リーダーとしてあるまじき行為である。ビジネスが本当に世界を良くしているのか、疑念を抱く人も世界中には多くいる中、我々がリーダーとして世界に良いインパクトを与えられることを体現しなくてはならない」

「Gratitutde(感謝の気持ち)を忘れないように。ここに来るまで自分を助けてくれた人に、感謝の言葉を伝えなさい」

「今こそが自分の使命を見つける時間だ。あなたが、自分なりにどうこの世にインパクト与えたいかを卒業時までに見出せたら、それはTransformationalなExperience(自己変革の機会)だったと言えるでしょう」

入学式の後は、早速Sectionでの授業が始まった。HBSでは、殆どの授業でCase Discussionという、実在するリーダーのある時点での状況を再現し、「あなたがそのリーダーだったらどうするか?」という1つの問いについて議論する形式を取る。

最初のCaseでは、インドで貧困層の人達でも良い医療を受けられ、実際に病院としてもきちんと利益が出せるという、画期的な仕組みを作ったDr. Devi Shettyという院長のCaseについて議論した。彼が運営するNarayana Hrudayalayaという病院では、コストを抑えつつもトップクラスの治療を受けられるための様々な工夫が凝らされていて、改めて、実現方法まで考え抜けば、常識はずれと思われることでも達成できるのだということを考えさせられた。

授業の終わりに、教授は一言、生徒にアドバイスを与えた。「As you go through your experience at HBS, think about who you want to be, not what you want to do.(これから卒業後の人生を考えていく中で、何をしたいのではなく、将来どんな人になりたいのかを考えなさい。)」

11か月前

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