2018年9月21日 Field Foundations: Everest Exercise

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この日はエベレストチャレンジというエクササイズを行った。

エベレストというと仰々しい名前だが、チームを組んでそのメンバーでエベレスト登頂を目指すシミュレーションをやってみましょう、という趣旨のものだ。登頂まである4つのキャンプの間でそれぞれ次のキャンプに進むための戦術をチームで決めて、登頂を目指す。

(以下、一般に公開されているサイトも参考まで共有させて頂く:http://academic.hbsp.harvard.edu/everestv3

シミュレーションでは5人のチームに割り当てられ、それぞれ以下いずれかの役割・人物像が与えられる:リーダー、医師、写真家、マラソン選手、環境保護専門家。役割が書かれた封筒を開くと、何と私はリーダーにアサインされてしまっていた。この個性溢れる5人組をまとめるのは大変。。。

尚、生徒全員にはエクササイズの前に「Leading Teams」という教材が与えられる。

サマリーページを紹介すると、以下のようなものだ:

Ethan S. Bernstein 「Leading Teams」の抜粋

はいはい、ありがちなフレームワークですよね、これに沿ってやればいいんでしょ、と思い参考程度に記憶にとどめておいた。

だが、言うは易く行うは難し。私のチームは1人を除いて登頂できたが、他にも犠牲者が出るチームや、山頂に辿り着けないチームなどが多数出た。

ここからは悩んだのだが、将来このエクササイズをHBSや他校でやる人のために、種明かしは避けておくことにしたい。

但し、私自身のこの日の学びを共有するなら、大きく2つあったように思う。

①チームメンバー毎の異なる目的と、異なる視点・情報を共有することの重要性

そもそもチーム(社内の部署内・部署間、あるいは企業間の提携関係など)というのは、共通の目的や見解もありつつ、多くの場合それ以外に個々に異なる目的や視点・情報を持っているのが当たり前だが、これを十分に共有できていないことは多々あると思う。「私はB案で行きたいのだが、会議メンバーはA案押しなので、今は黙っておいて後で動こう」とか、「私の取引先の話を聞くと、本当の不満の原因はそこではないはずなんだが。。。」といった類のすれ違いだ。こうした様々な立場や視点をメンバーの皆が共有し合い、喧々諤々の議論をした上で意思決定ができれば良いのだが、利害関係を超えて言いたいことが言えるカルチャーや仕組みは容易に作れるものではない。

こうした会話を促すためにできることとして、1) チームを組成する時に個々人のゴールやメンバー間での行動規範・プロセス(例:「違う意見がある時は言う」等)を共有する、2)周りのメンバーに常に好奇心を持ち、彼らの意見を募る、3)言いづらいことを先ずは自分から言う、といったアイデアを皆で議論した。特に、1)はHBSでは「Team Launch(チーム・ローンチ)」という共通語になっていて、私もその後、授業後の勉強会やJapan Trek(同級生を日本に連れていく旅行イベント)など新しいチームを組成する度に皆でこれを行うことで、その後のチームワークがかなりスムーズになったと感じている。

②チームと自分のコミュニケーションを客観的に分析することの重要性

今回のエクササイズでは、ビデオレコーダーを5人組のテーブルの前に設置し、シミュレーションの後に録画をチームの皆で見て分析した。すると面白いことに、メンバーの記憶では大体同じぐらい喋っていたかな、と感じていても、録画を見るとそうではなく、発言の頻度はもっと特定人物に偏っていたりするのだ。また、こうして見ると、いかにその人の発言だけではなく、表情や身振り手振りが周りに与える影響が大きいかが目の当たりにして分かる。私は普段からモノトーンで身振り手振りが足りないのだが、録画を見て改めて、自分が思う何倍も大げさに表現した方が良いのだなと自覚できた。また、チームメイトからも「表情がやや心配そうだったかな」、「喋る時はいつもシャープな発言をしてたから、もっと自信を持って喋ったらいいよ」といったアドバイスをもらうことができた。

それにしても録画というのは凄い。恥ずかしい反面、鮮明に自分のコミュニケーションの特徴が分かる。ミーティングやイベント等で機会があれば、是非一度試してみてほしい。

11か月前

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